2017年度の志願者前年比は「西高東低」中国地区では2年連続減少

2017年度は西日本の大学で志願者が増加しました。
前年度は「東高西低」、前々年度は2017年度と同じ「西高東低」となっており、「隔年現象」が顕著に表れていると言えるでしょう。
(※隔年現象とは、前年の志願者増減の反動で、翌年には逆の動きがみられることを言います。)
例外として、中国地方では2年連続減少が続いており、特に島根大学では志願者が大幅に減少しています。
2018年度入試では志願者が増加する可能性がありますので要注意です。

倍率と偏差値の関係は?

ランキング下位を見てみると、最難関大学の名前がいくつか見られます。
これらは偏差値ランキングでは上位の大学。言い換えれば、トップクラスの受験生だけが受けることができ、そうでない受験生にとっては簡単に手が出せない大学だと言えます。
倍率だけ見ると「意外と難しくないのかな」と思いがちですが、この場合は、合格の可能性が高い受験生しか集まらず、受験者数と合格者数の差が小さかったから低い倍率になったのです。
むしろ「難易度が高いからこそ倍率が低い」ということを忘れてはいけません。
単純に偏差値ランキングと倍率ランキングが反比例するわけではありませんが、難易度が倍率に影響を与える場合がある、ということは頭に入れておいてもよいでしょう。

地方の大学倍率が高いのはなぜ?

国公立前期の倍率ランキング上位には、地方の国公立大学が多く名を連ねています。
昔から地方在住者は地元志向が強く、地方の国公立大学の受験者は地元出身者が多いと言われています。
しかし、合格する可能性の高い医学部を求めて地方へ流入してくる都市部在住者もいるため、地方国公立大学の受験生は「地元出身者+都市部在住者」という形になり、定員を大きく超過した受験生が集まる事になります。
「地方の大学ならなんとかなるだろう」と考えている人もいるかも知れませんが、地方国公立大学の定員は、都市部の国公立大学と比べて少ないことがほとんどです。
大学側も大勢を合格させることはできないので、結果的に倍率ははね上がってしまうのです。

国公立は前期が勝負

前期試験と後期試験の倍率ランキングを比較すると、まずランクインしている大学の数が違うことにお気づきになるでしょう。
ご存じの方も多いと思いますが、すべての国公立大学が後期試験を実施するわけではありません。
AOや推薦などのチャンスもありますが、ほとんどの受験生にとっては「前期が勝負」です。
このランキングの上位で地方の国公立大学が多いのは、受験生一人ひとりが「少しでも合格の可能性が高い大学を受けて、前期で確実に合格したい」と考え受験校を選んだ結果なのです。
また、難関大学が下位になっているのも、同様に「合格可能性が低い大学は受験したくない」という受験生の考えを反映していると言えるでしょう。

全国82大学医学部に関するランキング

  • ※上記のランキングは2016年度のデータを参考に作成されています。
  • ※合格者の数値は現役・浪人生数が含まれたものです。