私立大学は受験生の数が多い!

上のランキングは私立一般の前期・後期の総合ランキングとなっています。前期・後期に関わらず倍率は非常に高く、国公立大学の2倍以上の倍率になっている大学も少なくありません。受験者数もケタ違いで、ほとんどの大学で1,000人を越えています。国公立大学の医学部は非常に難易度が高いので、滑り止めとして私立大学を受ける受験生もいますし、最初から私立専願の受験生もいます。「国公立は厳しいけど私立ならどこかに受かるだろう」などと考えていたら、大勢のライバルたちに埋もれてしまうでしょう。

私立の倍率は関西よりも関東の大学の方が高い

上のランキング1位は、近畿大学の後期日程です。近畿大学の一般後期試験は、他学部との共通問題で医学部受験生にとっては易しいと言われていますので、定員5名の狭き門にも関わらず多数の受験生が殺到し、毎年高倍率になっています。
2位以降には関東の私立大学が並んでいますが、要因として考えられるのは、関西の国公立志向の強さです。関西の現役生は第一志望を国公立大学医学部に定めている人が多いため、近畿大学のような特例を除き、関西の私立大学は関東の私立大学よりも倍率が低くなると考えられます。

私立大学の倍率を左右するもの

私立大学の倍率は、さまざまな要因で左右されます。

【センター試験の得点率】
センター試験の平均得点率が低い年は、私立の志願者が増加し倍率が高くなります。センター試験の結果で国公立を諦める受験生が多く、私立大学に流れるためです。2016年はセンター試験の難易度が高かったため、国公立の志願者は減少(前年マイナス2,387人)し、私立の志願者は急増(前年プラス11,689人)しました。「センターが思ったより難しかったな」と感じたら、その年の私立の受験は激戦になるかも知れません。

【入試日程】
他大学と重複しない日に入試を行う大学は、倍率が高くなります。
「1校でも多く受験して合格のチャンスを増やしたい」という受験生にとって、他大学と入試日程が重ならない大学はとても魅力的ですが、その分受験者数が増えて倍率が上がるということを予想しておきましょう。私立大学の入試日程は毎年変わるので、自分が受験する年の日程をしっかり確認してください。

【隔年現象】
私立大学医学部の一般入試に限った話ではありませんが、大学入試では「隔年現象」と呼ばれる事象が起きます。簡単に言うと、「1年おきに倍率が上下する」というものです。
志望校を選ぶ際、参考にするのが前年の入試データです。そこで倍率が低いところを見つけたら、「この大学は狙い目だな」と思いませんか?実は、それこそが「隔年現象」の要因なのです。受験生みんなが「前年に倍率が低かった大学」を受け、「前年に倍率が高かった大学」を避けると、翌年は結果が逆転してしまうのです。もしあなたが上のランキングを見て、「ランキング下位の大学を志望校にしよう」と考えていたら、思わぬしっぺ返しを食うかも知れません。

全国82大学医学部に関するランキング

  • ※上記のランキングは2016年度のデータを参考に作成されています。
  • ※合格者の数値は現役・浪人生数が含まれたものです。