私立大学は受験生の数が多い!

上のランキングは私立一般の前期・後期の総合ランキングとなっています。
前期・後期に関わらず倍率は非常に高く、国公立大学の2倍以上の倍率になっている大学も少なくありません。
受験者数もケタ違いで、1,000人を大きく越えている大学もあります。
国公立大学の医学部は非常に難易度が高いので、滑り止めとして私立大学を受ける受験生もいますし、最初から私立専願の受験生もいます。
「国公立は厳しいけど私立ならどこかに受かるだろう」などと考えていたら、大勢のライバルたちに埋もれてしまうでしょう。

新設された国際医療福祉大学の結果は?

2016年に東北医科薬科大学、2017年に国際医療福祉大学と、2年続けて医学部が新設されました。
国際医療福祉大学は首都圏(千葉県成田市)に新設される大学として注目されていましたが、難易度が首都圏の既存の医学科よりも低いと予想されていたため、順天堂大学、昭和大学、東邦大学などとの併願先として選んだ受験生が多く、前年度に新設された東北医科薬科大学を上回る倍率となりました。
ちなみに上のランキング1位は、近畿大学の後期日程です。
近畿大学の一般後期試験は、他学部との共通問題で医学部受験生にとっては易しいと言われていますので、定員5名の狭き門にも関わらず多数の受験生が殺到し、毎年高倍率になっています。

私立大学の倍率を左右するもの

私立大学の倍率は、さまざまな要因で左右されます。

【試験内容の変更】
参考として2017年度入試で変更点があった大学の倍率をみてみましょう。
(1) 東京慈恵会医科大学
変更点…小論文の追加
結果…志願者減少(前年比89%)
(2) 近畿大学
変更点…一般後期で小論文と面接を実施
結果…志願者減少(前年比85%)
このように、試験科目の追加など「負担が増す」ような変更があると、受験生が敬遠するため志願者数が減り、倍率が下がる傾向があります。

【センター試験の得点率】
センター試験の難易度が高い年は、私立の倍率が高くなる傾向があります。
センター試験で思うように得点できなかった受験生が国公立を諦め、私立大学に流れるためです。
「センターが思ったよりも難しかったな」と感じたら、その年の私立の入試は激戦になるかも知れません。

【入試日程】
他大学と重複しない日に入試を行う大学は、倍率が高くなります。
「1校でも多く受験して合格のチャンスを増やしたい」という受験生にとって、他大学と入試日程が重ならない大学はとても魅力的ですが、その分受験者数が増えて倍率が上がるということを予想しておきましょう。
私立大学の入試日程は毎年変わるので、自分が受験する年の日程をしっかり確認してください。

【隔年現象】
私立大学医学部の一般入試に限った話ではありませんが、大学入試では「隔年現象」と呼ばれる事象が起きます。簡単に言うと、「1年おきに倍率が上下する」というものです。
志望校を選ぶ際、参考にするのが前年の入試データです。
そこで倍率が低いところを見つけたら、「この大学は狙い目だな」と思いませんか?
実は、それこそが「隔年現象」の要因なのです。
受験生みんなが「前年に倍率が低かった大学」を受け、「前年に倍率が高かった大学」を避けると、翌年は結果が逆転してしまうのです。
もしあなたが上のランキングを見て、「ランキング下位の大学を志望校にしよう」と考えていたら、思わぬしっぺ返しを食うかも知れません。

全国82大学医学部に関するランキング

  • ※上記のランキングは2016年度のデータを参考に作成されています。
  • ※合格者の数値は現役・浪人生数が含まれたものです。